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『おじさんばかりの互助交通に、 ふたりの若者がやってきた』part5
まさにイマドキの人。SNSを駆使してタクシー乗務員の情報を発信する井浦 惇さん(37歳)が語る、
「人生は長いんだから、好きなことやろうよ」。
井浦さんは比較的若くしてタクシー業界に転職をされましたが、
転職にいたった経緯を教えていただけますか?
最初の社会人は公務員。税務署勤務の国家公務員が私の社会人デビューとなります。最初の1年間は寮生活でしたが、これがまたとても厳しくてですね…。社会人としての基礎がここで築かれたせいか、プライベートで会う友人に対しても自然に上から目線になってしまう。友人との会話でも相手がサ~っと引いてしまうのを何度も感じました。趣味のバンドの仲間からも「お前、公務員っぽいな」と何度も言われて(苦笑)。その後は派遣スタッフとしてインターネットプロバイダーのテレオペや電話回線の営業、設計コンサルタントなどの職を経て互助交通へ入社しました。全部合わせると転職回数は4・5回かな。
互助交通を知ったきっかけは何ですか?
HPに掲載されていたヨッピーさんや柿次郎さんの記事です。私の印象ですが、タクシーはネガティブなイメージしかない。変な人が乗ってきたらどうしようという怖いイメージや、本当に稼げるの?ウソじゃないの?ところが互助交通のHPには私がよく読む“ヨッピーさん”や“柿次郎さん”の記事が書かれているので、興味本位で読み進めると「へ~、そうなんだ」と発見もあったし、自分の先入観にも気付かされました。
転職先として大手のタクシーだってありますよね?
タクシー会社に転職を決めた一番の理由は、自分の趣味というかライフワークも同時にできると思ったから。バンド活動は辞めてしまいましたが、音楽とは関わり続けたいのでSNSを中心に情報を発信し続けています。おかげで多くの方と繋がりが増えました。いつかはイベントを主催する裏方として働きたいと考えると、普通の会社勤めは難しい。ふとしたある時、街を走るタクシーを見て『個人タクシーになったら自由に働けるゾ…』と考えたんですよ。でも大手のタクシー会社に就職すると、社内規則が厳しそうじゃないですか。だから大手のタクシー会社は全く考えていなかったです。
その点、中小規模の会社ならできそうだと?
そうですね。じつは互助交通へは応募と言うよりも、相談というかたちで連絡を取って面接をしていただきました。中澤専務に自分のやりたいことを伝えると “いいよ”と言われて、拍子抜けしましたね(笑)。互助交通は小さな会社だから経営陣との距離が近く、意見が言いやすい。他のタクシー会社は知りませんが、風通しのいい社風だと思いますよ。普通の会社だったら書類を提出して承認印をもらい、各部署をぐるぐると回って合否が出るまで時間がかかると思うのですが、互助交通はそんなことありません。
そして2015年10月に互助交通に入社しました。率直な感想はどうですか?
この仕事に就くまではタクシーの運転手って、裏道も全部知っていると思っていました。でもそんな必要ないことに入社してすぐに気づきましたね。初日だけ先輩が助手席に座る同乗研修がありますが、それ以降は車内に自分とお客さまだけ。細かい道なんて覚えられっこないし、場所によってはお客さまのほうが詳しい。だから発想を切り替えて、幹線道路だけは間違えず、細かい裏道はお客さまに聞くようにしています。
道にも慣れてくると自分からお客さまへ道を提案することも増えて「早く着いたね!」の一言が嬉しくて(笑)。感謝の声と一緒にお金をいただく、なんていい仕事なんだ…と感じる瞬間ですね。
タクシー会社に転職をする前と後では何が変わりましたか?
自己解決力というか、自己判断力がついた気がします。普通の会社なら困った時に近くの上司や先輩に相談をして解決すると思うのですが、タクシーはそうもいきません。とっさの判断を求められます。毎回毎回繰り返しているうちに判断力がついたとは思います。もちろん自分一人では解決できない、困ったことがあればすぐ会社に電話しても構わないんですよ。私はまだ遭遇していませんが、きっとこの先あると思います(笑)。
互助交通に初めて新卒が入社しましたが、どんな影響がありましたか?
彼らとシフトが合わないのであまり深く話したことはありませんが、社内では話題になっています。やっぱり若い人が入ると「自分頑張らなきゃ」とモチベーションが上がりますね。
これから就職活動をする方に向けて、互助交通を紹介してくれますか。
まずは私みたいに相談をしに行く軽い気持ちで受けてほしいですね。それから、互助交通は自分の発信ができる会社です。良くも悪くも中小企業だから細かな規則はないし、絶対に会社とお客さまに迷惑をかけず、自己管理さえしっかりすれば細かいことは言われないので、伸び伸びと働ける会社ですよ。